1つ前の記事の続きです!札幌1日プランの④番!モエレ沼公園を全力でご紹介させてください!
モエレ沼公園の概要
一言でいえば、デザインに包み込まれるような、おしゃれなのに自然に心が解放される公園です(一言じゃない)。つまり最高(語彙力のなさよ)。
その大きさは、約188.8ヘクタール(内陸部100ヘクタール)と、東京ドームが約4.7ヘクタールであることを考えると、その大きさを感じていただけると思います
(思うけど、この東京ドームの〇〇倍ってそんなにわかりやすくないよね笑)。
モエレ沼公園の公式HPの説明によると(太字は私の独断です)、
「モエレ沼公園は、札幌市の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという「環状グリーンベルト構想」における拠点公園として計画された札幌市の総合公園です。1982(昭和57)年に着工し、2005(平成17)年に グランドオープンしました。基本設計は世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに造成が進められました。
広大な敷地には幾何学形態を多用した山や噴水、遊具などの施設が整然と配置されており、自然とアートが融合した美しい景観を楽しむことが できます。春にはサクラが咲き、夏には水遊び場や噴水など札幌のさわやかな夏を彩る施設がオープン。秋には紅葉、冬は一面の雪景色の中でクロスカントリースキーやソリ遊びが楽しめるなど、四季折々の魅力を持った公園です。
また、ゴミ処理場の跡地を公園化したことや、屋内施設であるガラスのピラミッドに地域固有の自然エネルギーである雪を活用した冷房システムを導入していることから、自然環境保全の観点からも注目を集めています。」
初めて世界的な彫刻家であるイサム・ノグチ氏を知り、その作品を拝見しました。公園全体が1つの作品となっている雰囲気は、デザインに造形の深くない私にもよくわかりました。
公園内の見どころ
たくさんの施設(山や丘、モニュメント等)があるのですが、いくつかご紹介したいと思います。
モエレ山!
不燃ごみと建設残土で作られた人工の山だそうですが、公園内にこんな素敵な山があるのか!とその見た目の美しさに圧倒されます。
一面の芝生、緩やかに広がる裾野、その山肌に沿う一本の白い道。
登り口は山肌に沿って回遊しているものと、一直線のもの(階段あり)と2つありました。ひねくれ者の私はそのどちらでもない、名もなき険しい道を歩いて山頂に。
麓からの高さは52mとのことで、大体10-15分くらいで山頂です。結構息切れします笑。
山というと木が生い茂ったうっそうとしたイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらかというとハイジに出てきそうな美しいなだらかな丘、というイメージです(イメージで言葉を使ってます汗)。
山頂は、市内を見渡せる展望台のようになっており、とても広いです。
公式HP内に記載されたモエレ山の情報によると、
「その幅はイサム・ノグチの生誕100年にあたる完成年にちなんで2004cmとなっており、その中心部には三角点(二等基準点)が設置されています。」
とのこと。
冬にはそりやちょっとしたスキーも楽しめるようです!特に子供にはそりなんてたまらないですね!
周りには何も遮るものがなく、写真を撮ったり、大きく深呼吸したり、のんびりと時間が流れます。この山から公園の施設が見回せるので、次はあっちに行こう!と遠くを指さしながら作戦会議もできますよ。
プレイマウンテン
古代遺跡のような風貌をした山です。石段を登って頂上に着くと、石段の反対側には長く緩やかな白い道が続きます。こちらもモエレ山同様に、フォルム全体がどうしようもなく美しいのです。
詳しい説明は、こちらも公式HP内のプレイマウンテンの情報をどうぞ。
ガラスのピラミッドHIDAMARI
ガラスで作られた、四角錘+三角錐+立方体からなるピラミッド。
ルーブル美術館のそれを思い出させるな、と感じていましたが、公式HPにこんな記載がありました。
「形状は違えども、設計当時建設していたノグチの若き友人である建築家I.M.ペイによるルーブル美術館のガラスのピラミッド(パリ、1989)へのオマージュとも言えるでしょう。」
入った瞬間に、自然光の温かみと、ピラミッドの中から見える一面の芝生に心を奪われます。
私たちが訪れた日は、ピラミッド付近のレストランで結婚式をされているカップルがいらっしゃいました。公式HPにもお知らせが!
はぁぁぁ素敵。。こんな場所で結婚式をしてたくさん写真を撮って、、、一生の思い出になりますね(どこでやっても一生の思い出になるだろっていう突っ込みを検知)。
他にも「海の噴水」や「モエレビーチ」、「ミュージックシェル」など、名前を聞いただけでワクワクするような施設がたくさんあります!
ノグチ・オサム氏のギャラリー
3Fには位置するイサム・ノグチ氏のギャラリーでは、公園設計のヒストリーやノグチ氏のバイオグラフィーを知ることができます。
ここは見逃しがちですが、ぜひ行ってみてください!どんなふうに公園ができていったのかがよくわかります。
2時間以上施設を回りながら公園全体の雰囲気を存分に楽しみましたが、訪れている方がみんな自然な笑顔だったことが印象的でした。怒っているパパママがいない!と思ったのです。
(公園に感動した私のバイアスがかかった可能性も十分にありますが。。というか、広くてなだらかなので危ない!となることが少ないのかも!)
訪れている人が特別はしゃぐでもなくなんとなく落ち着いた様子で各自の時間を楽しむ様子は、全体が1つの彫刻作品であるこの公園にみんなが包まれているような雰囲気だからなのかな、と感じたり。。
訪問時の注意点は1つだけ!
最後に、あまりにも広大なのに、案内が非常に少ないことだけが要注意です!
どっちから来たのか何度かわからなくなりました。そのたびに、山や丘を目印に方向を見定めたのですが、幾分大きいので、間違えてたらこの道をまた戻るのか、というひやひやします。。
公園の地図を写真に撮ったり、駐車場の位置を把握して置いたり、といった作業を事前に行っておくことをおすすめします!
関東圏内の大きな公園にはよく行くほうだと思いますが(車を使って公園を目当てに出かけることもあります!)、この公園は私の中で何かが違いました。
また絶っっっ対に行きたいと思っています。観光で訪れるというよりは自分の生活に組み込みたくなるようなそんな場所でした。
イサム・ノグチさん、素敵なデザインを、急逝された後に遺志を継がれた方々、札幌市の方々、こんなに素敵な公園を作ってくださって本当にありがとうございます(単なる観光客が一体どの立場でお礼を言っているのか笑)、
という気持ちです!
では!今日もこだわって行こう!